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2026.08.22

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平田エッセイvol.24:起業のススメ – 自由に経営するために会社方針は明文化しよう! – 

みなさま、お疲れ様です。
早いもので、もう9月になりますね。

今回は前回のvol.23の続きです。

その前に、最近の私としては、1つご報告したいことがありまして。

私のここ数年間の自慢は、私のことを知っている方であれば分かると思うのですが、まずそもそもタバコは結構吸うでしょ。

また、健康的な食生活や生活リズムの最適化を無視した生き方や働き方をしていまして、
それがラヴ上等でいうところの『漢』だと思っていたのですが、
それでも奇跡的に毎年1回ある会社の健康診断で、数年間オールAだったんですよね。

イメージしてほしいのですが、あの貰う結果のA3の紙を開いたら、今年を含め過去2年の内容も記載されてるじゃないですか。
その全てがAで埋め尽くされる気持ち良さたるや。

それが今年の5月の診断で、本当に初めてCが1つ付きまして。

あれ、1個Cがつくだけで総合判定もCになっちゃうんですね。
そのCが『腹囲』でした。

あ!?腹立つ!というか腹が出てるのか!

猛省した私は、やる時はやる漢ですから、まず来年の健康診断に向けてダイエットを決意するでしょ。
でも運動とかカロリー制限とかは私には無理じゃないですか。

すぐにマンジャロにたどり着くでしょ。
でも調べていくうちに、これっていわば腹に注射を打つやつじゃない?という事に気が付きまして。

僕は注射しないといけないくらいならインフルエンザに罹った方が良いと思っている注射嫌い漢なので、
その後、ただ口に入れるだけという『漢方』なるものを見つけました。

多分他にも色々あると思いますが、今回はHAABクリニックで売っている漢方を購入し、それをただただ飲み続けて早3ヶ月。

なんと!
私にはたまたま合っていたようで、特にストレスや苦労もなく8キロも痩せる事ができて、お腹もすっきりしました。

私のような、すぐ理由をつけて色々な事を辞めてきた漢でも続けられたので、
腹を出しながらこれを読んでいる中年紳士の皆様、こういう選択肢もあるそうですよ。
もちろん合う合わないはあると思いますが。

これが本日一番何より皆様に伝えたかった耳より情報なのですが、一応ここからが今回のエッセイの本題です。

前回のエッセイにて、私の独立までの話を記載しました。

そこから今までの8年間の話を簡単にさせて頂きつつ、
「なぜMission・Vision・Valueやルールを明文化するに至ったか」、という点を結論として綴らせて頂きます。

まず、独立した経緯は前回でお話をさせて頂きました。
そうです、働きすぎ独立ですね。
詳しくは前回のエッセイをご覧ください。

独立時は、商業施設の販促で現場担当として外部依頼していた2名を雇い入れ、3名で会社をスタートしました。

基本的に私は特に生産能力もなく、企画営業しかできない訳ですから、最初はブローカーみたいな仕事の仕方をしていました。

主に商業施設をメインに案件や仕事を請けてきて、対応や実務は協力会社に依頼する。
前職の会社に依頼する。
現場対応は雇い入れした2名に、今まで通り任せる。

こんな動き方をしていました。

元々、お客様は前職のお客様をそのまま対応しているので、
独立時の苦しみや、資金繰りの苦労みたいなものは、正直分かりません。

売上も元々ある程度見込めていましたし、新しいものにチャレンジした訳でもありませんので、大きな苦労はありませんでした。

そうです、マリオがスターを取った状態で独立したんです、私は。

それくらい普通に、売上も利益も立っていました。

これが、起業1年目、2018年くらい。

そこから何を考えたかというと、内製化です。

いったら広告営業会社って、ブローカーみたいな動きですから、強みがないと思ったんですよね。
「何が強い会社なの?」と問われるのが一番嫌でした。

そこで、デザイナーやライター、プランナー、編集、ディレクター等、
制作領域やイベント実務領域が出来る人を雇っていったのです。

そこで総勢10名くらいになりました。

また、元々外注化していたものを内製化するという事は、
粗利額が増えるという事でもありますので、利益率の更なる向上も見込んでいました。

なので、人は増やしているけど、チャレンジはしていない。

営業を増やすのが一番リスクがある、と思ったのです。
仕事が取れない営業ほどリスクが大きな投資はありませんからね。

石橋を叩きながら、リスクを回避しつつ粗利を拡大させている状況です。

でも、全然順風満帆です。
なんの苦労もありません。

これが起業3年目、2020年くらいです。

この辺から、本当にヤバいことが起きます。
そうです、コロナです。

コロナは本当に、この広告業界、且つ私たちの仕事にとっては、とてもヤバいものでして。

そもそもあの頃、何度も聞いた『密回避』って、
「うちの会社、密を意図的に作るために仕事してるんですけどぉ」、という逆風も逆風でした。

特に広告の中でも施設販促をメインにしていた当社にとって、本当に大きな打撃でした。

もちろん、今まであった案件、今期予定していた案件も全て飛び、
さらには商業施設の休業などもあり、売上見込みが立たなくなりました。

ここで、うちの会社が営業強化ではなく内製化を進めたことが痛手となり、
営業は私一人で、販管費は増えているので、普通に運営赤字になります。

3年間で積み上げた利益剰余や個人資金を使いつつ、
このままコロナが長引けば解散だなあ、ぴえん、と思っていました。

それが2022年くらい。

で、このあたりから、考え方を改めます。

このままじゃ死ぬし、暇ですから、考える時間は結構ありました。

確かその頃、世の中では何とか民間企業を生き永らえさせようと公的資金が民間へ流れ、
巣ごもり需要などで好調な業種もありました。

私たちの仕事は不景気中の不景気なのに、好景気の業種があるんだと。

なるほど、なるほど。
これをチャンスと捉えよう、と考えました。悲観的にならず。

好景気は広告業務。
不景気は公的資金が民間に流れる。

だったら、好景気中でも不景気中でも、自分たちに出来る事をサービスとして展開しようと。

そこで始まったのが、当社の広告業務ともう1軸、補助金の申請支援サービスです。

お客様の補助金申請のための事業計画書の記載をサポートし、必要書類の取りまとめや進捗管理をしようと。

そもそも広告プロモーションの企画提案として、企画書は日々書いていましたし、
社内にはライターも編集もいましたので、内容は変わるが、今までと仕事の進め方は寄せる事が出来る、と考えました。

そこで経営サポート事業部という部署を新たに作り、
広告ライターや編集には、補助金申請のための事業計画書の記載を覚えてもらい、
元々プロモーションの進行管理をしていたディレクターには、補助金申請における全体の進捗管理と、
事業計画書以外の提出書類の取りまとめを対応してもらいました。

こんな形で、創業時は広告販促のサービスのみでしたが、経営サポート事業を開始させました。

これが2023年~2024年です。

その過程で、お客様に提供するサービスなので、自分たちで一回申請を試した方がいいと思い、
「事業再構築補助金を自社でやってみよう」
という事で、うちの会社の1Fに飲食事業があるのは、そのためです。

今では、補助金額5億円という、中小企業成長加速化補助金等の大型補助金においても、
採択支援の実績が出るほどになってきました。

こんな形で、広告事業・補助金事業の2軸を共に動かし、体制強化を進めつつ、
それぞれに責任者を配置し、総勢27名で2026年第9期を迎えました。

こんな感じが、創業から今までの大枠の経緯になります。

何となく今までの私たちの過程がご理解頂けましたでしょうか。

ここで結論に入りますが、
結局、私が仕事を通じてやりたかったことは、

「お客様の課題や、やりたいことに対しての伴走支援」

という事で、広告サービスに限った事ではないと気付いた事。

そしてもう1つ。

元々は私が矢面に立ち、お客様の話を聞き、それを作業者に展開するという事が出来ていましたが、
社内に人が増えていく過程において、どうしても私ではない人間が判断し、動いていく場面が出てきます。

その時に、

「元々こういう対応がしてもらえると聞いて依頼していたのに」

とか、

「あの人の進め方が過去のやり方と違う」

という事が、どうしても出てきます。
これが過去のエッセイで記載した『属人性』『属人化』というものです。

これは半分、致し方ないものだと思っています。

ただ、個別具体的な動き方に違いが出ることは致し方ないとしても、

「こういう考え方でこの会社は存在している」

「この会社は、ここを目指している」

という大枠がズレていなければ、社内的にも社外的にも、
大きな対応の間違いは出にくいのではないかと思っています。

元々は自分でやっていたものを、誰かに移したり、渡したりする時の地図やコンパスの役割として、

「うちの会社って、こういう会社です」

という事を明言しておこうと思い、Mission・Vision・Valueや社内ルールを設けているという形です。

では、なぜ会社をルールで縛りたい訳でもない私が、あえて会社方針やルールを明文化しようとしているのか。

むしろ私は、自由に経営するためにこそ、一定の方針やルールが必要だと思うようになりました。

その時にいつも考える単語として、私は『自由』という言葉が好きです。
タイトルにも記載しましたが、私は『自由』を「自分に由る」という捉え方で考えるのが好きでして。

要するに、「何をするにしても、最後は自己責任と思えるか?」だと思っています。
それが私にとっての自由です。

基本的に、どれだけ組織化したとしても、何かまた新しいことを始めるとしても、誰かと一緒にやるとしても、
自分で責任が取れる状況を作れるか?
という気持ちは、これからも変えたくありません。

自由にするために、ルールを作る。
一見矛盾しているようですが、私はそう考えています。

「ここだけは大事にしよう」という共通認識さえあれば、
その範囲の中では、それぞれが自由に考えて、自由に判断して、自由に動けばいい。

逆に、何の基準もない状態での自由は、ただのバラバラです。

そのうえで今後も、サービス、社内方針、社内改善も、
それぞれ自由に考え、決めていける会社になったらいいなと思っています。

一人だった頃は、自分の頭の中だけに考えがあれば十分でした。
でも今は、27人でみんなで会社を運営しています。

だからこそ、自分の頭の中にあるものを言葉にして、誰かに渡していく必要がある。
それが、今Mission・Vision・Valueやルールを作っている理由です。

会社方針やルールを作るのは、人を縛るためではありません。
むしろ、それぞれが自由に考え、自由に動けるようにするために、大枠の方向だけは揃えておく。

今の私は、それが組織における『自由』なんじゃないかな、と思っています。

まだまだ私自身も試行錯誤中ですが、第9期はそんな会社を目指していきたいと思います。

みなさま、来月も頑張りましょう!
それでは!