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2025.03.23

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平田エッセイvol.7:起業のススメ – 偉そうにするな編 –


こんにちは、平田です。
第7話です。

先日の起業のススメ– 性格編 –では、有難いことにLINEやSNSでコメントを頂きまして……誠にありがとうございます。
只今深夜0時、こちらを書いておりますが、頂いたコメントを何度も読み返し、それのみを励みに書いております。

前回に引き続いて、僕の起業当初から思っていることを挙げつつ、また自戒の念を込めて
「これから起業する方は気をつけてね」ということを書いていきます。

僕の場合、広告サービス業という受託業で独立したので、そこまで初期投資がかかってないんですね。
なので、スタートアップ界隈や、業種によっては、ずれたこと言っているな、と思われるかもしれません……。
そちらもご了承ください。

では!

1)社外で目標になる人や、すぐに相談できる目上の人を見つけよう

これは結構重要で、できれば同業種が良いです。
何か困った時に見栄などを張らずに相談できる人を見つけてください。

最初の頃ってなんだかんだ、気持ちが大きくなっているのと、独立するってことは社長になる訳じゃないですか。
もう怒ってくれる人が社内にいなくなっちゃうんですよね。
なので、そういう人を作っておくのが良いです。

僕の場合は、従兄弟と通っていた塾の先生でしたが、例えば、前職の社長でも、親でも良いと思います。

良くないのは、「自社のお客さん」とか「自社が下請け」の関係で、ビジネスとしてそこまで繋がってると、
正直に話が聞けなくなるのと、怒ってくれないと思うので、若干離れた人が良いと思います。

ちゃんと毎回怒られ、シクシクと泣きましょう。

2)金融機関と仲良く、またちゃんと対応しておこう

最初って、日本政策金融公庫とかから借入するじゃないですか、多分。
それもいいんですけど、地元金融機関との繋がりは僕は大事でした。
融資相談から、ビジネスマッチングまで相談に乗ってくれました。

最初は信用保証協会がついた融資になると思いますが、ゆくゆくプロパー融資の提案もあると思います。
そうなると、もう勝ったようなもので、その金融機関も一緒にリスクを負ってくれている訳ですから、
1人で始めた会社なのに、金融機関も一緒にこの船に乗ってくれたようなものですからね。

これは僕のなんの証拠もない持論ですが、そもそも岐阜って賢い子は行政か金融機関に就職するんですよ。
で、これは自分が証拠の持論ですが、起業する奴ってどこか頭のネジが飛んでるんですよ。
だから、「賢い人を手っ取り早く近くに置いておく」ということとしても金融機関と仲良くです。

3)保険はめっちゃ考えてやろう

これは超極論ですが、死なないんですよ、そんな簡単に人は。
死ぬより前に、会社潰れるんですよ。

保険って色んな保険がありますよね、積立とか掛け捨てとか、生保とか損保とか。

僕もすごく詳しい訳ではないですが、まずですね、保険って悪いものではないと思うのですが、
起業した時点で、自分にとっても家族にとっても従業員にとってもリスクな訳で。
そんな状況に飛びこんでおいて、「創業から保険にお金をかけて、お金を固定化するって何事か」って話なんですよ。

僕の中の結論はですね、
・生保の積立は危険。やるなら掛け捨てで、最低限
・車とかの損保は、相手に迷惑がかからない程度に
・小規模企業共済を満額

です。

生保の積立とかは、いつかちょっとプラスになって返ってくるというメリットはありますし、
死んだ時の保証みたいな話もありますが……。
そもそも独立起業している時点でリスクしかありませんので、死ぬ確率よりも倒産する確率の方がぐっと高い訳です。

そんな中で、会社の武器である現金を毎月定額減るのは困ります。
なので最低限に、いつでもやめられるように。

小規模企業共済は、個人で積み立てるものなのですが、これは満額いってください。
やっぱり国の制度は最高です。

4)謎の福利厚生サービス、ラグジュアリーサービスには気をつけよう

1人、2人と従業員を雇用をしだすと思うんですよね、「福利厚生に力を入れないと」と。
で、意味のわからない福利厚生サービスに勝手に判断して入会したり、買ったりするんですよね。

これもめっちゃ無意味でした。
誰も使いません。

だったら、賞与昇給にしてスタッフに返した方がよいです。
多分従業員もそう思っていると思います。

そういうものは従業員の総意で欲しいと思ったものを契約した方が良い、絶対に。

5)資産を持たないように

基本的にですね、社屋や、社用車、高級な設備什器など、固定の資産ほど身動きが取りにくいものはないんですよ。
そして固定資産が多すぎて1年間の生み出した利回りが悪く見えるのも、カッコ悪いポイントです。

そうなんですよ、どうせ僕たち創業期はお金なんて大してないし、そんなに多くは残らないんですから。
全部現金の方が良いに決まっています。

ちょっと割高でも、できる限り、借りれるものは借りて、固定資産を少なくした方が良いです。

見栄をはるべき仕事の方はそうでないかもしれませんが、
受託業且つ、まだ年齢が若い場合は「可愛がってもらってなんぼ」で、見栄は損だと思います。

あと話がそれますが、見栄でいうと儲かっているアピールもやめましょう、僕が聞くのが嫌いです。
僕が嫌いということは全員嫌いです。
やめてください。

6)節税は無視しよう

利益が出たら税金を納めることになると思うのですが、そこで「節税したい」みたいな頭になります。
でも、これが保険とか福利厚生とかの検討になると思いますが、基本的には会社にお金を残してなんぼです。
創業期なんて莫大にお金なんて残りませんから。

目一杯利益を残した決算書を出すことだけに専念をしましょう。

7)脇道にそれず、決めた本業に特化を

わかります、色々とやりたくなりますよね。
今までのリミッターが外れる訳ですから。自分で全て決められます。

ただ、やっぱり最初に「これで行こう」と決めた事業が一番うまくいくと思います。

本業の事業幅を広げたり、内容を深くしていくのは良いと思いますが、
「新たに雇ったスタッフに全て任せた新事業!」などは気をつけてください。多分失敗します。

8)無闇にスタッフを雇わない

事務処理のパートさんとか、雑務とか色々と雇いたくなりますよね。
これは自分の仕事じゃない、みたいな。
それに、前勤めていた時この辺は自分がやってなかった領域だから、ここは雇わないと!みたいな。

基本的に創業したら、前職の仕事と同じ業界だとしても、最下層のステージからスタートすると思った方が良いです。

それにですね、人の2倍給与をもらいたいなら、人の2倍働くべきです。
雇えば雇うだけ、固定費が増えて圧迫します。
自分の仕事を一旦1/1にするために雇い、また自分は2/1の状態にするために働くイメージでいきましょう。

間違っても「業務を0/1にするために雇う」みたいな甘えた心は捨てましょう
そんなものはおじいちゃんになったらでいいです。

9)得意な人に振り出して、やるべき仕事をしよう

上の記載とは矛盾しますが、社長って結構やることがあるんですよね、役割的に。
銀行とのやりとりもですし、会計事務所とのやりとり、給与振り込みから外注費の支払いまで。
今までしていなかったし、得意でもない「会社の運営系」の仕事がどうしようもなく入ってきます。

その時に、あれもこれも自分でやっていたら、本来やるべき、「お金を稼ぐ時間」が減っていきます
社長が一番立場的にも、会社で一番仕事ができて、仕事が取れるのは当たり前です。

その時間を他の運営に割いていたらもったいないので、
出来ればこの辺りは、自動運営ができるようにすべきかなと思います。僕はそうです。

10)従業員や協力会社を大事に

なんでも言う事を聞くということではないです、そんなことしてたら会社は潰れます。

あくまで社長は、「お客様から5%、従業員・協力会社から5%」の合わせて10%をそれぞれから貰って生きている、
と思うのが重要かなと思っています。

社長は“役割”で、どこまでいっても自分一人の力ではなく、協力会社の方を含め、自社スタッフと進めていくものになります。
全体で利益を出して、それを最適に最大限分配しつつ、
「会社として持続していけるか?」という事を念頭に進めていくことが大事です。

ここが一番、偉そうにするなポイントです。


さて、簡単に思っていることを箇条書きにしましたが、いかがでしたでしょうか。

自分自身もまだ7年目。
これを書きながら、全然これは今の自分がそもそも気をつけないといけないな、と思いながら書きました。

僕自身も、特にカリスマ性もなければ、人格的に出来た人間ではないことは自覚しているので、
諸先輩方から色んなアドバイスを取り入れつつ、自分個人も、会社としても、引き続き成長していきたいなと思います。


それでは次回もお楽しみに!