CASES .

物語の力で樽見鉄道とその沿線の街を元気に。鉄道の旅プロジェクト「小説列車」

CLIENT
樽見鉄道株式会社 様
  • Webサイト制作
  • チラシ制作
  • ツール制作
  • 企画立案
  • 広告制作

開業から40周年を迎えた樽見鉄道と、岐阜県大垣市出身の小説家・中村航さんがタッグを組み、
地域と人々をつなぐ新たな取り組みとして誕生した「小説列車プロジェクト」。

このプロジェクトは、長年地域の足として親しまれてきたローカル鉄道が、
沿線のまちと改めて向き合い、感謝の気持ちを形にしたいという思いから始まりました。

中村航さんが描く物語を軸に、鉄道に乗る体験そのものが「読む」、「感じる」、「旅する」へと広がり、
樽見鉄道の魅力を再発見できる機会として企画されました。

物語の世界をより深く体験できるように、小説の随所には写真家・小林淳さんがこの企画のために撮り下ろした、
美しい沿線風景の挿絵が散りばめられています。
淡墨桜の咲く春の本巣、緑に包まれる山あいの景色、そしてローカル列車の車内で交差する人々の想い……。
写真と小説が織りなす臨場感が、まるで物語の中に自分が入り込んだような感覚を生み出しています。

また、小説と連動して制作されたツール類も、本企画の大きな魅力のひとつです。

フリー乗車券やポストカード、メッセージカードなどには、
物語の舞台にもなっている本巣市の象徴「淡墨桜」の写真と、小説のために撮影したオリジナル挿絵が使用され、
世界観を視覚的にも楽しめる仕様になっています。
手にした瞬間から「小説列車の旅」が始まるような、そんなデザインに仕上げました。

弊社はこの「小説列車プロジェクト」において、クリエイティブおよび広報活動を担当いたしました。

・プレスリリースの企画・制作・配信
・チラシやポスターなどのグラフィックデザイン制作
・オリジナル切符、ポストカード、メッセージカード等のツール制作
・特設WEBサイトの構築および情報発信
・小説即売イベントの企画・運営

プロジェクトを通じて、樽見鉄道を「知っている人」にとっては懐かしい発見を、
「知らない人」にとっては新たな魅力を感じてもらえるような体験づくりを目指しました。

読んで、乗って、感じて——。

物語を読み終えたあと、実際に列車に乗って、主人公・悠作が見た景色と同じ風景に出会える。
そんな特別な体験が、この「小説列車」には詰まっています。

ぜひ、心を乗せて走る小さな旅に出かけてみてください。

プロジェクトの詳細や最新情報は、特設サイトからご覧いただけます。

ミッション

・地域の魅力を発信する
・樽見鉄道への関心と愛着を高める
・小説と地域をつなぐ世界観をつくる

具体的な施策

・オリジナルグッズのデザイン(切符・ポストカードなど)
・プロモーションツールと特設サイトの制作
・即売会イベントの企画・運営と広報活動

CLIENT DATA

樽見鉄道株式会社 様

社名 樽見鉄道株式会社
事業内容 観光・地域活性化プロモーション事業
※本ページの情報は、2025年8月24日時点のものです