岐阜県大垣市から本巣市根尾までの全長34.5kmにわたり19駅を結ぶワンマン列車を運営している樽見鉄道株式会社さま。

この路線は、桜の時期を始め、梅雨の紫陽花、夏の蛍、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の自然が楽しむことができ、地元の観光地と連携して特別列車の運行や地域文化の体験を提供行っています。レトロな車両や独特の運行スタイルで鉄道ファンからも人気があります。

しかし、近年根尾エリアの過疎化が徐々に進み、本巣駅から樽見駅間の利用者数の減少が加速。桜の季節以外での観光客の減少が課題点でした。そこで、樽見鉄道の魅力を再発見でき、若い世代の観光客を増やすことを目的にしたガイドマップの制作をご相談いただきました。

樽見鉄道に乗車した方々の口コミを徹底的に調べ「異世界のようだった」「どこか懐かしさを感じた」「タイムスリップした気分になった」という意見に着目。レトロな駅舎や車両、通常の電車とは異なる乗車方法、親しみやすい駅員の魅力などを前面に押し出すほか、車窓から見える絶景と合わせて若い層に向けた目的別の観光プラン特集を組み、読者がガイドマップを手にしながら疑似的な旅行体験ができるような内容にしました。

「発行後はすぐに設置部数がなくなってしまった」など、樽見鉄道さまから嬉しいお声をいただいております。

ミッション

・樽見鉄道を利用した人々の口コミや体験談を集め、新たな観光プランを考える。
・若い層をターゲットに観光地へのアクセスを促進すること

具体的な施策

しかけ事業
・乗客に対しての口コミ調査

つくる事業
・ガイドマップのデザインと制作
・列車と沿線風景の写真撮影